15年間本学専任教員として教育や研究などに大きく貢献してこられた、佐藤成一教授がまもなく定年退職を迎えられ、最終講義が3月9日（土）11時30分より13時まで本学大教室で行なわれました。

佐藤教授は有機化学における油脂の酵素反応の分野が専門で、最終講義のテーマは「基礎化学と生化学～タンパク質の機能と化学結合～」で話をしていただきました。
本学においては、比較的苦手としている学生が多い化学という分野において、生化学、基礎化学演習、科学基礎演習など数多くの講義を担当されましたが、基礎から応用まで幅広く、かつ学生の興味を引く内容で分かりやすい、とても定評のある授業を展開されました。また、本学オープンキャンパスではご専門の油脂の反応について、高校生に理解と興味を持ってもらうため、チョコレートのテンパリングを行なったことがとても印象的でした。
最終講義終了後、学生代表から花束が贈られました。佐藤教授は4月から引き続き本学の非常勤講師としてご活躍いただくことになっています。