家政科食物栄養専攻1年科目「給食計画・実務論実習Ⅱ」の校内での実習授業で毎年好評の給食提供が、今年度も始まりました！
栄養士免許を取得するための科目の1つで、給食業務を円滑・安全に行うための運営法を実践する授業です。
栄養士としての考動力を身につけ、2年次の校外実習に備えるため、この授業では給食運営の基本的な考え方や方法を応用し、グループごとにPDCAサイクルで実習を進めます。

今回のメニューは、
「手作りパンと具だくさんスープ」をテーマにしたA班の献立で、
●なすとトマトのフォカッチャ
●さつまいもパン
●和トックススープ
●小松菜とツナのマスタードマヨネーズ和え
●キウイハニーマリネ　の５品でした。

2種のパンは、生地の配合を変え、焼き時間や温度も工夫しました。
スープには切り干し大根と旬の野菜やきのこをたっぷり入れ、副菜やデザートで彩りと味のバランスも考えました。

献立内容はすべて学生が考案し、栄養価計算、発注、当日の作業工程などの組み立ても行います。
栄養バランスよくおいしい給食を、事故なく、設定時間に合わせて提供するためには、班員のコミュニケーションが何より大切。
2種類の手作りパンを大量調理しながら、他の料理も平行して作るのは難しい作業でしたが、
班で話し合い、試作を行い、試作後は内容を見直し、再計画して迎えた初めての給食提供で
「おいしかった！」の嬉しい声をたくさん聞くことができ、学生の明るい笑顔がまぶしい1日となりました。

江戸川区特産の小松菜を使い地産地消のメニューを考えたり、料理のネーミングにも工夫をして、「食」を楽しめる献立になっていました。家でも作ってみたくなりました。