２０１２年１２月に行われました栄養士実力認定試験にて、短大生として全国１位の優秀者として表彰されたMさんのインタビューを掲載いたします。

• 学校（短大）に通おうと思った理由は？

健康に気を遣うようになったのは３０代前半で大腸のポリープ切除手術を受けてからです。それから気功や太極拳、ヨガを習い始めたり、関連する本を読みました。大腸の内視鏡外科医の先生の本に「食」について詳しく載っていたのを読み衝撃を受け、自分が食べる物、口に入れる物についてもっと深く学びたいと思うようになり入学を決めました。

 

• 本学を選んだ理由は？

住んでいる所から近く、入学試験の形態が煩雑でないこと。食物栄養専攻があることが条件でした。

 

• 本学に入学して良かったことは？

先生方との距離が近いこと。

もちろん学業のこともそうですが、家庭の問題や、自身の健康についてなどどんなことでも親身になって話を聞いて下さります。

 

• 社会人になって学んで良かった点は？

自分が何について学びたいのかがはっきりしていることです。そして学んだことを即家庭で実践出来ます。たとえば、買い物に行った時、どのような食材を選び、どのように調理するのが良いかなどわかった上で買うことが出来ます。

 

• 生活との両立の仕方、工夫について教えて下さい。

この学科については家庭の延長線上にあると思いますので、家事（特に調理）を上手く復習に利用しました。ただ試験前は家族が家事を手伝ってくれ協力してくれました。

他にも、食材の宅配を利用するなどして、勉強する時間を作りました。

 

• 入学を考えている社会人の方へのアドバイスを。

「食」に関わることは私達の生きることに直結します。

本来なら全ての人々が食物栄養について学び、自分の健康は自分で守るように出来たらと思いますが、なかなかそうもいかないので栄養士、管理栄養士という知識を持った人材が必要となるのだと思います。この学校で学んだ事は、必ず役に立つ事です。

仕事としなくとも自分のため、家族のため、健康であるための知識、技術を学ぶことをお薦めします。

社会人の方がもう一度学校に通うと思うには何かきっかけがあると思います。学ぼうと思った時は挑戦してみてください。

 

◇栄養士実力認定試験について

• どんな勉強をしましたか？

過去問を中心に勉強しました。まず「誤っているものを一つ選びなさい」の問題文では誤りを見つけ訂正し正しい文章に直します。次に「正しい物を一つ選びなさい」では一つの正しい文章以外は全て誤った文章なので、それぞれ何処が間違っているかを見つけて正しい文章に直します。他に文章を訂正するときに調べた内容で関連するものがあれば一緒に覚えます。

 

• 結果を受けての感想

試験終了後は「あれほど勉強したのに満足いく内容ではなかった」というのが率直な感想です。苦手な科目に対しては先入観が邪魔をして、正しい答えにマークしていたにもかかわらず、見直しの時にわざわざ間違いの答えにマークし直したりして、悔やまれます。

今後の後輩へのアドバイス

先にも触れましたが、苦手意識を持たないことが大切です。これは先生にも言われたことです。栄養士に関する勉強は概ね実生活にそのまま活用できるものです。私はこの試験勉強を通して「なるほど」と思った事がいくつもあります。それを自分の生活の中にそのまま取り入れているものもあります。

科目数が多いように思われますが、全て関連性があり、全体の流れとして覚えると楽しくなります。

最後に、勉強して頭を使うと脳に熱がこもります。これは使った所に血液がよるからです。ですから頭を使ったら、足もしっかり使い血液の投げれをよくしましょう。

勉強に疲れた時は気分転換も必要です。無理に詰め込んでも頭に入りませんから、しっかり休養もしましょう。