介護食実習は、噛む力や飲み込む力が低下した高齢者や障がい者の方にも食べられる食事をつくります。

今回のメニューは、天ぷらそば、トマトゼリー、あんパン入り豆乳シェークです。

天ぷらそばの天ぷらは、噛む力が弱いと食べるのが難しいえびやいかをながいもや卵白と一緒にミキサーにかけ、それを元の形に成形し直し、普通の天ぷら同様衣を付けて揚げます。そばは、小さく切って、とろろ入りのつゆで合えます。

トマトゼリーは、トマトをつぶし、介護食用ゼラチンを加え混ぜます。

あんパン入り豆乳シェークは、あんパンと豆乳をミキサーにかけます。

出来上がったのがこちらです。

天ぷらは、見た目も味も普通の天ぷらとほとんど変わらず、固さは歯茎でかみ切れるほど軟らかく出来上がりました。トマトゼリーは、硬いトマトが簡単にゼリーに変身。あんパン入り豆乳シェークは、食欲がない時にピッタリ！

介護食といえば、料理を小さく切ったり、ミキサーにかけたりするだけのことも多いですが、調理方法を工夫することによって見た目も味も美味しい介護食を作ることができます。

次回は今まで習ったレシピ、調理法を活かして、介護食のクリスマスディナーのメニューを学生さん自ら考え、作ります。どんなクリスマスディナーができるか楽しみです。