公開講座 遺伝子組み換えカイコの農業利用(光るカイコとシルクの可能性)
平成29年1月10日(火)国立研究開発法人農業・食品専業技術総合研究機構(農研機構)
生物機能利用研究部門 新産業開拓研究領域 カイコ機能改変技術開発ユニット長の
瀬筒秀樹氏をお招きし、農林水産業の最先端の技術を学ぼう!ということで光るカイコとシルクの可能性についてお話し頂きました。
ひと昔前であれば蚕と言えば絹糸と言って繊維として衣服などに活用されるものでした。今では、遺伝子組換えカイコの利用により食品や化粧品、医薬品を遺伝子カイコを用いて作ることが可能となりました。
もう一つはシルク新素材の開発により絹糸を粉末やスポンジに加工することで医療用素材や電子部品の材料として利用できることが分かったそうです。
蚕ってすごいんですね!!今回、瀬筒先生のお話しを聴き可能性を感じました。
~聴講者の感想~
・蛍光シルクをもっと身近に活用できるようになる事を期待します。
・再生医療用素材に興味を持ちました。手術用縫合糸や、医療用ガーゼ、人工血管の研究が進められているということを初めて知りました。人工血管は溶けてしまわないのかちょっと心配になりました。
・光るカイコとシルク糸を見せてもらいましたが、とてもきれいで今度はドレスも見てみたいと思いました。
などなど最先端の研究に対する驚きと興味をもったことの感想が多かったです。
次回の農林水産業の最先端の技術を学ぼう!の公開講座は
テーマ:スギ花粉米の開発(お米を食べて花粉症が治る?)
講 師:国立研究開発法人農業・食品専業技術総合研究機構(農研機構)
生物機能利用研究部門 企画管理部企画連携室
前生物研遺伝子組換え研究センター所長 高野 誠 氏
日時:平成29年2月18日(土)14:00~15:30
サイエンスカフェ形式でお茶を飲みながらくつろいだ雰囲気でお話しをしてもらいます。
幅広い年代のどなたでも、花粉症でお悩みの方や、最先端技術に興味のある方は楽しく興味深いお話が聴けます♪
是非お気軽に御参加ください。(事前お申込みが必要です)