2015年12月22日
公開講座『魚食の文化を知ろう!』(12/4(金))
2月4日(金)、本学講師竹内由紀子による公開講座を開催しました。
ユネスコの無形文化遺産に登録された「和食」の支柱のひとつを担う魚食文化…。水産資源に恵まれた日本で育まれた魚食の文化の歴史をたどりました。
日本では、縄文時代、釣り漁、網漁など基本的な漁撈技術が発展します。古代~江戸期という長期に渡り獣肉食に否定的な価値を置いてきた日本において、魚食は栄養的、経済的価値のみならず、神や人との交流に欠かせない、社会・文化的価値を持った食べものとして、重要な位置を占め続けました。
代表的な魚介の食法である刺身、スシについてや、日本人の持っている海の浄化作用への信仰、贈り物に添える「のし紙」の意味、お正月を迎えるためにお歳暮でやりとりされた「正月魚」などについて解説がありました。
意外に知らなかった日本人の魚食の文化の奥深さを再認識する機会になりました。