2019年11月29日
食物栄養専攻の生化学実験の様子を紹介します
食物栄養専攻の生化学実験の様子を紹介します。授業担当の江木伸子です。
生化学実験では、おもに三大栄養素(たんぱく質、糖質、脂質)の定性試験と消化酵素による分解を行い、
これらの栄養素の体内での働きを考察します。
11月13日は、大豆油の脂肪酸をガスクロマトグラフィーで測定する方法を学習しました。
油脂はグリセロールに脂肪酸3分子が結合した状態で存在します。ガスクロマトグラフィーで脂肪酸を分析するには、グリセロールから脂肪酸を遊離させメチルエステル化しなければなりません。
実験室で生化学の教科書をもとに、大豆油に含まれる脂肪酸の特性を実験にて確認しました。その後、
機器室に移動してガスクロマトグラフ法を確認し、分析データーを食品成分表の値と比較しました。
ガスクロマトグラフィーで使った大豆油は、食品学実験の授業でカナダ産大豆より抽出した油脂を用いました。